アイスクユウスク設立5周年、そして6年目に入りました。
2018年に会社を立ち上げ、5周年です。
振り返ってみると激動の5年だったなと、思っています。
2018年8月29日の設立から1年余りで新型コロナという未曾有のウィルスがあっという間に広がり緊急事態宣言が発令。
ロケ撮影、特にぶらり系飲食店などでの撮影やスタジオでの撮影が困難になり、リモートを活かした制作体制などに対応、
オンライン画面収録だけの番組などもありました。
今考えると1年起業が遅れていたら会社は存続できていたのか、と考えてしまいます。
最近よく思い出すのが10年前に鬼籍に入った祖母の話です。
大正生まれで3歳の時に関東大震災を経験、戦時中は貿易商だった祖父と韓国に移住し、王道楽土の豪邸に住んでいたそうですが、
曽祖父が日本の敗戦を確信し終戦間際、妊娠中に貿易船で帰国したそうです。家財道具や財産は帰国の混乱の中でほとんど紛失し
(この話は悔しそうにしていました)、船が寄港した横浜でゼロから新生活を始めます。
その後数ヶ月後の横浜大空襲では焼夷弾の降る中、赤子と布団を背負って坂道を駆け上がったり、終戦後は飢え死にを覚悟する食糧難で大島紬
(つむぎ)の着物を一握りのお米と交換した。(この話も悔しそうに話していた)などなど、どん底の生活、その後GHQの本部が横浜に進駐、
この時代に珍しく英会話が堪能だった祖父が通訳として働ける事になり、徐々に生活は安定してくるという、今考えるとNHK朝ドラ的激動の時代を生きていたのですが、
不思議なことに当時はそれが「普通の日常の延長線だった」と言っていました。
話を聞いていた時は違和感がありましたが、今は意外とそうかな、と思います。
生きている上でどんなことが起ころうと全ては日常の中で、対応し生活を持続させ「普通の日常」にする事こそが重要なのだろうな、と思います。
仕事に関してもダーウィンの進化論のように凄まじいスピードで変化していく「環境」に順応し、
それ以上のスピードを持って経営や我々の制作スタイルをも変えていかなければな、と。
--それではこの一年を振り返ってみますと
2つの自社映像コンテンツ、
映画ガイド『アイスクリーム・シネマ』と日本紹介映像コンテンツ『SANPO GUIDE 』のリリース
『アイスクリーム・シネマ』は映画、特に洋画の文化的危機感を感じ、地上波の映画情報番組を制作してきたノウハウで何かできることは無いか?
という試みで始めました、ご好評いただき5月からは田無駅前の街頭ビジョン「AstaVision」では街頭ビジョン用に再編集したバージョンも定期放映開始しました。
『SANPO GUIDE』はあえて番組という形式から抜け出しインバウンドのYOUTUBE動画コンテンツに挑戦した企画になります。18か国語の字幕を対応、
海外の皆さんからも反応と、意外と国内でも観て頂いているという効果測定の結果が非常に興味深いです。来季はトライ&エラーの往復を早めて行きたいと思っています。
東京都外郭団体である東京都障害者スポーツ協会様との映像制作
アイスクとして初めて行政の入札です、障害者スポーツ動画コンテンツと教育用eラーニング教材を制作しました。
ドラマ「silent」の効果もあってか、制作の機会が増えている手話の動画に取り組みました。
オフィス移転
5月からオフィスを新宿から初台に移転しました。クリエイティブなシェアオフィスで、キッチンスタジオも併設するなどポテンシャルを秘めた空間です。
--これから、の事
長尺動画コンテンツのサービス
BtoB向けのサービスで、最近主流となっている2分などの短尺メインの動画ではない、長尺のコンテンツサービスを展開しようと考えています。
今までイメージでしか伝えられなかった社史や就業スタイルや商材紹介を、構成や説明がきっちり描けるストーリーテリングでわかりやすく丁寧に描きます。
5周年記念企画『アイスクリーム・シネマ』特番
若手ディレクターと新人プロデューサーのコンビをアサインしました、日本の映画業界が抱える悩みは若手の映画離れは、なぜ?という投げかけではなく、
どういう映画に興味があるのか、をテーマに当事者である弊社最年少ディレクターが企画します。
公式インスタなどアイスクを知ってもらうための情報をポストしていきます
奥手の文化系制作会社であるアイスクですが、もっと皆さんに知ってもらうべく情報を発信していきます。
共同出資コンテンツ
これは長期プロジェクトです、制作会社として様々なお声がけをいただいておりますが、我々のコンテンツを我々自身が、
我々のために制作していきたいと思っています。
ゴルフ映像制作サービス
中期的プランニングでローンチを進めている新たなサービスで、我々の番組制作のノウハウをビジネスプランで活かせるコンテンツサービスを考えています。